神社とお祭りの意味
神社とは、神様をお招きし、その場所にお鎮まりいただいた神様へのご奉仕をする場所であり、この神様へのご奉仕こそが「お祭り」なのです1。「政」も「務」も「まつりごと」と読みます1。このことから広く社会に奉仕することが、広い意味での「まつり」であることがわかります1。
お祭りの種類
現在、神社で行われているお祭りには、大きく分けて次の2種類があります1。
- 神社自体が行う祭り:その軽重によって大祭、中祭、小祭、諸祭に分けられます1。大祭には例祭や祈年祭、新嘗祭のほか神社のご鎮座に関わるお祭りが、中祭は歳旦祭、元始祭、紀元祭、昭和祭、神嘗奉祝祭、明治祭、天長祭など皇室と関わりの深いお祭りが区分されています1。
- 氏子崇敬者の依頼に基づき行われる祭り:入学・卒業や就職や人生の節目に関わる報告祭・祈願祭などが挙げられ、神社によっては諸祭として行われます1。また家内安全や商売繁盛、安産、病気平癒、厄除けなどの諸祈願、さらにはお宮参りや七五三参りなどもこれにあたります1。
お祭りの起源
お祭りの起源は、歴史書の古事記(712年)にも「天の岩戸隠れ」という神話に記されています2。このどんちゃん騒ぎが祭りの始まりといわれています2。
お祭りの本来の意味
日本のお祭りの本来の目的は「神様に感謝する」こと3。「祭り(まつり)」という言葉の語源も「祀る(まつる)」です3。神を慰め、祈願すること、またはその儀式を指し、土着の神様、神道または仏教に由来します3。
まとめ
神社のお祭りは、神様への感謝と奉仕の表現であり、その起源は古代の神話にまで遡ります。神社のお祭りは、私たちの生活と深く結びついており、その意味と価値を理解することは、日本の文化と伝統を理解する上で非常に重要です。